独立型ファイナンシャルプランナーに転職するには。県のトップに会えた話。

独立型ファイナンシャルプランナーに転職するには。県のトップに会えた話。
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こんにちは、ゆうです。
 
私はファイナンシャルプランナーへの転職を目指している。
2級ファイナンシャルプランニング技能士まで取得した。
 
今回、県の支部長をしている、いわば県のトップのファイナンシャルプランナーに会うことができたその時の話をする。
 

会えた経緯

 
今回、お会いしたファイナンシャルプランナーを、愛さんと呼ぶことにする。
以前から存在は知っていた。
 
「県名」 + 「ファイナンシャルプランナー」
で検索すると1番にヒットし、ブログも見ていた。40代の女性である。
 
女性、主婦、子育て中、アラフォーなど共通点が多い。それゆえ、いつかお会いしたいと思っていたのだ。
 
先日、日本FP協会から届く、FPジャーナルという月刊誌を見ていた。ちなみに、日本FP協会に加入すると、月刊誌が届くようになる。
一般の方も入会は可能。入会の経緯はこちらから。
日本FP協会に入会してみた!メリットと感想。
 
そのFPジャーナルのとあるページで目が止まった。
支部のリポートだ。自分達の〇〇県支部ではこういった活動をしていますよーと活動内容を報告してくれるページだ。各都道府県に支部は設置されている。
 
 
その内容に感銘を受けたのだ。
行政とタイアップして生活困窮者をサポートする話
だった。
すごい活躍しているファイナンシャルプランナーだなぁと、素直に感動した。
 
そして、ページの最後には、あれ、愛さん載ってる。え、もしや。
よくよく見てみると、これって、…うちの県の話じゃん!後から気づいた(笑)。
 
そこから早かったね。
そのリポートをみて湧き上がる情熱を、そのまま愛さんにメールで伝えた
すごい感動した。私もファイナンシャルプランナーを目指しており、お会いしたいと。
もちろん、もっと丁寧に書いたよ(笑)。
 
すると、その日のうちに返信があり、快諾してくれたのだ!ヒャッホーイ!
心臓バクバクした。高揚感半端ない!
そうして、ついに会えたのだ。
 
 

愛さんの経歴

愛さんは専業主婦中に資産形成に目覚めた。そこから、一念発起して独立型ファイナンシャルプランナーになったのだ。
 
ファイナンシャルプランナー歴7年目。現在では法人化もしている。
地方紙にも連載があり、多方面で活躍中だ。
 
最初の3年は赤字。回り始めたのが5年目。
専業主婦で暇だったからできたと謙遜するが、いやいや誰にでもできることではない。
 
独立型ファイナンシャルプランナーといえば、前職が金融機関、保険会社、そして証券会社などのお金に関わる業務に従事していた人が多い。
 
実際、FPジャーナルに記載されていた、ファイナンシャルプランナーの紹介記事ではほとんどの人がそうであった。なので、前職はお金関係、それが定説だと思っていた。
 
愛さんは違うのだ。
専業主婦 → 独立型ファイナンシャルプランナーなのだ!
一直線!なんで、どうやって
すごく気になっていた。 
 
 

私の現状

 
自分のことも話した。今後どのように動いたらいいのか正直分からない状態である。
 
独立型ファイナンシャルプランナーが最終目標である。2級ファイナンシャルプランニング技能士まで取った。しかし、そこからどう動いたらいいのか分からないのだ。
 
ツテもコネもない。知識も経験もない。
 
現在、育休中で子供は3人いる。病院で専門職として働いている。仕事を辞めて、ファイナンシャルプランナーになりたい。
なんとか育休中に、進む方向性だけでもはっきりさせておきたいのだ。
 
 

 まずは自分を豊かに

(以降、愛さんの言葉を青字)
最初の一年でしたことは、自分を豊かにすること
つまり、自分で自分の家の資産形成をする。
 
自分らしく生きていき、自分も豊かになる。
そうしないと、よその家庭を豊かにはできない。
 
お金の出入りは
稼ぐ、減らす、貯める、増やす
の4パターンある。
 
それを全部、自分の家庭で実践する。
 
 
うん、確かに。
金欠のファイナンシャルプランナーには頼みたくないよね(笑)。
自分自身にする。実体験がなによりの経験値となるよね。
 
 

仕事の内容

 
メインとなる仕事は面談、講師、執筆
 
面談とは主に顧客の家計相談だ。
面談は基礎を作る。大事な仕事。
だが、面談メインで稼ぐのはまず無理。
割りに合わないし、ホームページで募集しても依頼は少ない。
 
たまに講師だけやっていきたいというファイナンシャルプランナーもいるが、論外である。面談あってのもの。
生の声を聞いていると説得力が違う
 
講師は、土日が多く時間の制約がある。主婦では難しい。講師だけで食べていけるファイナンシャルプランナーもいる。
 
執筆は、いつでもどこでもできる点が良い。メディアに掲載されることで、また別の仕事に繋がる。
 
 
ものすごく興味深い。
愛さんは今では積極的に面談はしていないそうだ。断ることはないが、宣伝を控えている。
 
面談だけで食べていくのはきついようだ。面談している時間だけが業務ではない。
得た情報から最適なプランを考え、提示し、再度練り直していく。
勉強にはなるが、多くてもこなせないだろう。
 
メディアに掲載されれば、宣伝にもなる。
つまり、仕事が仕事を生む。理想的だ!
 
 

 柱を持て

 
自分の中で強みとなる「柱」を持つべき。
今、医療の現場にいるなら、それは強みだ。
医療系ファイナンシャルプランナーになってもいいのでは。
 
大きな柱だけでもダメ。
例えば、住宅の購入を考えてるとする。
住宅ローンの知識がまず必要。 
支払い額を検討するために、家計を見直す。
その際には、保険の知識も必要となる。
 
つまり、1つの分野だけではダメ。
いろいろな分野があるが、それぞれが独立しているわけではない。繋がっている。
 
自分が経験していない分野は弱いところもある。「相続」は苦手なので他を紹介する。
 
 
柱を持て!そうだよね。
自分でも何か強みが欲しいと思っていた。
病院で働いている経験は私の有利なところだ。
 
興味あるのは奨学金かな。
奨学金を借りる世帯は、住宅ローンも借りているだろう。やはり幅広い知識が求められる。
 
メインの柱と、それを下支えする柱も欲しいところ。
 
 

本を1000冊読む

今まで読んだ本は1000冊は超えている。
 
愛さんの自宅兼オフィスには、たくさんの書籍があった。それでもまだ一部。
そう、常に勉強、自己研鑽をすること。
 
分野は幅広い。
・ファイナンシャルプランナー関係のスキル
ライフプラン二ングと資金計画
リスク管理
金融資産運用
タックスプランニング
不動産
相続・事業継承
 
・独立するためのスキル。
開業、独立、法人化の知識を得ること。
 
・文章のスキル。
執筆する仕事では必須。
 
・プレゼンのスキル。
聞かせるプレゼン、講演が次に繋がる。
 
・自分でホームページを作るスキル
webでの宣伝は必須。
 
・政治、経済の知識
世の中のお金の流れ、政策を知っておきたい。新聞も活用。
 
 
そして、それらを「常に最新の知識にバージョンアップをしていく」こと。
 
パッと考えただけでも、範囲が広い(笑)。
うわあ、これはもう、手当たりしだいにやるしかないかな。
 
 

県の支部に入る

愛さんにこちらから質問したことが2点ある。
1つは、他のファイナンシャルプランナーとどうやったら知り合えるか。
 
独立して1人でやっていくにしても、連携が必要となる。時には協力したり、顧客を紹介し合ったり。
 
もう1つは、最初の面談をするにはどうすればいいか。
 
いきなり顧客に面談するには敷居が高い。面談では料金が生じる。ペーペーの段階でお金を払ってもらうのは忍びない。
 
かといって、料金を下げれば、ファイナンシャルプランナー業界全般の評価も下げることに繋がる。それはいけない。安売りしてはいけないのだ。
 
では最初の面談はどうすればいいのか。
 
どちらも答えは同じであった。
県の支部に入ること。だ。
 
県の支部に入ることで、勉強会やフェアの情報が入る。そして、ただ入るだけではなく役員になること。これで繋がりができる。
 
また、支部では市民向けフォーラムも開催している。そこではファイナンシャルプランナーの無料相談会がある。
 
この、無料相談会が、同時に新人ファイナンシャルプランナーの面談デビューの機会となるのだ。
無料相談会の相談員は、ファイナンシャルプランナー2人組で行う。ベテランと新人だ。
 
ベテランが付いててくれるので心強い。
最初の面談をクリアできれば、後は症例をこなすだけだ。
それでレベルアップできるのだ。
 
県の支部に入るには、まず日本FP協会にAFPとして登録する。すると、同時に県の支部に加入することになる。
 
つまり、私はまずAFPにならねば。
 
 

他職種との連携

ファイナンシャルプランナーはお金の専門家である。しかし、全てを網羅しているわけではない。必要に応じて専門家に紹介をすることがある。
 
例えばタックスプランニングなら税理士とか。そういった専門家との繋がりも必要となる。餅は餅屋だね。
 
職種を挙げると、
税理士・社労士・司法書士・銀行・証券会社・不動産・保険代理店など
 
結構、多い(笑)。
あー、ちっとも知り合いいないわ。
病院のケースワーカーなら話せそうだな、仕事柄。
 
また、仕事をしていくうちに繋がりも出来るそうだ。ブログを始めたら、保険代理店から声がかかり、提携をしたという。
保険の情報はそこから手に入るそうだ。
 
まずは、私、ファイナンシャルプランナーやってますよ!ってアピールすることやね。そうすれば輪が広がっていく。
 
 

涙が出た言葉

 
心が揺さぶられた、愛さんの一言がある。
泣きそうになった。
 
「ファイナンシャルプランナーは私の天職です。」
 
天職。
 
なんていい響きだろう。
私は自分の仕事を、天職だと思ったことがない。
言い方は悪いが、「できるからやっている」状態だ。
 
対して、私の夫は以前、自分の職業を天職と言っていた。すごい、天職に巡り会えて、しかも仕事にできるなんて。
 
ほんと尊敬する。
私は天職とは言えない。
巡り会えていない。そうずっと思っていた。
 
愛さんの口から出た「天職」。
 
輝いて見えた。キラキラしてた
天職に出会えたら、こんなに生き生きと輝けるのか。心底うらやましく思った。
 
仕事が楽しいって。
 
そうか、仕事って楽しいものだったのか。
 
 

愛さんの更なる目標

私から見たら成功をおさめているように見える、愛さん。
でも、愛さんにも更なる上の目標があるのだ。
 
都心での活躍を目指している。
海外だって見据えていいのではと、めっちゃグローバル!
 
そう、今の自分に満足せずに、まだ突き進んで行きたいという強い意志を感じるのだ。
 
すごい。さすがだ。
追いついた頃には、もっと先にいってるんだろうな。すれ違っている恋人のようだ(笑)。
 
 
 

夢を実現するには

愛さんとは、先にあげた女性、主婦、子育て中、アラフォーなど共通点が多い。
 
しかし、唯一の、そして最大の違いがある。
それは、愛さんは専業主婦、私は兼業主婦であることだ。
 
愛さんは夫からの失うものはないからやってみたら。の一言で背中を押された。とても素敵な夫さんだ。
 
専業主婦ならば、稼ぎがなくても家計に影響はない。
稼ぎがあれば儲けた、くらいのスタンスで挑戦できる。
 
対して、私は失うものがめっちゃある(笑)。世帯収入の6割は私の収入だ。
これが0になるのは非常にリスキーだ。
 
愛さんと対面して、すぐに言われたのは
「せっかくの医療職があるのに。100人いたら、100人反対しますよ(笑)。」
ですよねー、でもなりたいんですよ。と、笑いあった。
 
100人の他人の意見より、たった1人の自分の意見を大事にしたい。
 
幸い夫は「好きなことをして欲しい。協力する。」と言ってくれている。
私の夫もなかなか素敵でしょ(笑)。
 
 
さて、ではどうするか。
 
今すぐには答えは出ないが、チャレンジしたい。どうせならやって後悔したい。
 

 最後に一言

 
愛さんはほんと素敵な女性だった。
好きなことを仕事にしていると、こんなにも生き生きするものなのか。
 
愛さんの元へは、私のようにファイナンシャルプランナーになりたいという人が、今までも何人か会いに来ているとのこと。
 
でもその中で、実際になった人はいないという。
 
よし、私が第1号になってやる。
次に会えた時は、成長した自分を見せたい。
 
会いたい人には会っておくもんだ。
グッジョブ、自分(笑)。
 
やるべきことが明確になった。
あとは進むのみ。
すごく有意義な1時間半だった。
 
よし、私はファイナンシャルプランナーになるぞ!それだけで食べていけるくらいになってやるんだ。
 
そのために具体的に何をするかはまた考えよう。
いつかここでも、いい報告できますように。
 
 
 
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