【CFP編5】2022年6月CFP試験の感想と反省点!リスク&タックス。出題方法がこんなに変わるなんて。

【CFP編5】2022年6月CFP試験の感想と反省点!リスク&タックス。出題方法がこんなに変わるなんて。
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こんにちは、ファイナンシャルプランナーのゆうです。

FPを副業としてる薬剤師。
40代の主婦だよ。

2022年6月19日CFP試験「リスクと保険」「タックス・プランニング」の2科目を受検しました!
今回はCFP試験の感想と反省点気になった問題など書いていく。

悲しき田舎の宿命

出発したのは前日。
そう、ここは田舎のため高速バス&前泊となるのだ。
仕方がないこれは必要経費。

なので、できればたくさん受けたいけれど自分には3科目はムリ。
今回は「リスクと保険」「タックス・プランニング」の2科目に絞って受検。

知り合いのCFPからも助言を受け、意気揚々と現地入り。

前日にしたこと

前日の勉強では難問よりも基礎を重視した。
そして、テキストの見直し。

自分で作成したオリジナルテキストには、「直前に見直すページ」を作っていた。
自分がつまづきやすいポイント。精選問題集を解いていて間違ったところがメイン。

・減価償却費→年の途中からではないか?
・生命保険料控除→合計12万円超えてないか?
・人的控除→所得金額調整控除に該当しないか
・扶養控除→所得金額48万超えてないか
・雑所得→原稿料と為替差益は内部通算できる
・上場と非上場は内部通算できない

などなど。

CFP

これをじっくり見直す。

そして、会場までのバスの時間とコインロッカーの場所確認
ありがたいことに受験地は通っていた大学。
4年間住んでいた第2のふるさと。
土地勘があったのは助かった。20年前の話だけど。

あとは、夕食もガッツリ食べた。
ハンバーグ&ステーキ!テンション爆上げ!

そしたら勉強もそこそこに寝落ちしてました(笑)。

試験当日。いざ出陣!

当日はスッキリ目覚めた。
後は自分との闘い。

大丈夫、今まで頑張ってきたんだから。
自分を信じよう。8割を目指す。

こういうときって、メイクもバリッとして戦闘態勢に入るよね(笑)。
お気に入りの服でバッチリメイク。負けないぞ!

お昼ごはんの時間が1時間しかないので、先に調達。
コンビニでおにぎりとウイダーinゼリー。
手早くカロリーを満たせるものを。

 

受検の感想

会場には案内の係の方が立っていて助かった。
大学の入り口、会場近くにも。
誘導のお陰でスムーズに会場まで到着

自習室へ案内される。
受験票には

「試験会場により、控室(自習室)が手配できない場合があります。」

ってあったけれど、この会場は自習室あって良かった。

30分以上前に着いた。
直前過ぎて、緊張感もあり頭に入ってこない。
テキストの見直しを重点的にする。

さあ、もう戻れない。気合を入れ直す。
開始時間が近づき、試験会場に案内される。

ざっと見回した感じ60人くらいかな。
男女は半々くらい。若い人もいるし年配の方もいる。
さあ、みんなで頑張ろう!

リスクと保険 9:30-11:30
タックスプランニング 12:30-14:30

ここから4時間の集中だ!

「リスクと保険」の感想

最初の科目「リスクと保険」の開始。
精選問題集を解いてみた感じ、タックス・プランニングよりは易しく感じていた科目。
8割取るぞ!と勢いは良かったのだが・・・

ナニコレ?激ムズ!
見たことない問題ばかりなんですけど!
途中でフリーズする。

先人の教え→「難しい」と思ったら適当に回答して次に行く(ズレ防止)
ってあったけど、大門が丸ごと分からんから5,6問飛ばしになってしまうんだけど(泣)。

ヤバイヨヤバイヨ。
時間は刻々とすぎるし、焦る一方。
だけど、見慣れない問題が続いて、逆に開き直ることに成功(笑)。

大丈夫。8割取れる自分が分からないということは、きっとみんな分からない!
という、なぞの自信がみなぎり返って冷静になれた。

作戦!難問はほっとけ!取れる問題を落とすな!!

作戦を切り替え、難問は早々にパスする。
4問捨てた。

そして、見直しも半ばで時間切れ

終わった後の徒労感半端ない。
パトラッシュ、もう疲れたよ状態(笑)。

あと1科目、受けれるのかなあと少し弱気。

束の間のハーフタイム

リスクの洗礼を受け、お昼へ。
1時間しかないから、ちゃっちゃと済ませなければ。
外のベンチでランチタイム。晴れてて良かった。

この1時間はほとんど自分を落ち着かせるために使った
リスクの動揺を引きずってはいけない。

リスクはリスク。タックスはタックス。私は私。
なぞの言い聞かせを自分にする(笑)。

空腹は感じてないが、ムリに詰め込む。
こういうときゼリーは飲みやすい。
みるさん、ありがとう!

 

 

周りを見回す。
意外とお昼取ってる人少ないな。
そっか、CFPは午前も午後も受ける人は少ないのかな。

FP2級を受けたときのことを思い出す。
あの時は、お昼取ってる人多かったよな。
みんなテキスト見てたけど、産後4ヶ月後の受検で疲労困憊でFP2級の時はお昼に瞑想してたっけ(笑)。

そんなこんなで、自分を落ち着かせることに成功。
どんだけ勉強してきても、パニクると知識飛んじゃうからね。

さあ、タックスプランニング。
待たせたな。取ってやるぞ。

 

「タックス・プランニング」の感想

解ける、解けるぞー!!

リスクでこてんぱんにやられたからか、怖いくらいスムーズに解ける
たいてい最初の計算で出た答えは、選択肢にないことが多い自分(笑)。

ところが、選択肢にあるんだよー、計算した答えが。
おお、解けるじゃん私。タックスは大丈夫じゃん!!
って、余裕かましていたよね・・・自己採点までは。

半分終わったところで、1時間経過。
やばいこのペースだと見直せない!
ギアを入れ直すも、時すでに遅し。

あああ、見直しが中途半端ーー!!!

手応えはあった。ただ見直しはできていない。
これが吉と出るか凶と出るか・・。

 

どうにかこうにか試験は終了。
よくやった・・のかな。
とりあえず解いて出した。
けど完全燃焼しきれていない。
時間配分ミスだ。
ってか、そもそも時間を意識して今まで問題解いてなかった

反省点がいくつも出てきた。

帰路につく

とりあえず終わったことに安堵した。
結果はどうあれ、私は闘った。
十分に力は出せていないけれど、これが私の実力なのだろう。

Twitterでの励まし応援がほんとうれしかった。
みんなありがとう!!

 

 

自己採点の結果

次の日の10時には模範解答が出る。
この素早さはありがたい。

ドッキドキの自己採点。

まずはリスク。
お、意外とあってるのでは・・。
おお、捨てた問題が4問中2問正解している!!!運がいい!!
で結果は

・リスク 36/50

おお、意外と取れてたリスク!諦めなくて良かった。

よしよし、タックスもサクッと自己採点しちゃおう。
あれ1問目から間違ってるし、え、これも?
やばい、けっこう間違い多い(汗)。

で結果は

・タックス 36/50

おお、手応え合ったのに8割いかない!さすがCFP。

結果としてはリスクもタックスも同じ36/50だった。

・激ムズのリスク。難問以外をそつなく解答しての36/50
・8割取った自信のあったタックス。ミスリードにひっかかりミス多発の36/50

印象が全然違うな。まあボーダーは32点だとしても大丈夫かな。
やはり簡単には点数を取らせてくれないね。
でもとりあえず合格圏内かな。
結果が出るまでは分かんないけど、とりあえずホッとした。

 

よくやった。
自分。

仕事家事育児の合間の勉強。
やってみたらできた。良かった。

前回との変更点、問題のおさらい

なにがそんなに難しかったのか気になっている方のために、問題を紹介する。
ほんとうは問題そのまま載せたいんだけど、著作権に引っかかりそうなのでポイントだけね。

※試験問題・模範解答の著作権は日本FP協会に帰属します。
 許可なく複製・転載することは、著作権法に定められた例外を除き認められません。

出典:日本FP協会

 

 

リスク:保険の問題に出てくるTTM 

リスクの問題の定番。保険証券Aと保険証券Bを比べる問題。
交通事故で10日間入院の場合はどちらがいくら多い?

という、オーソドックスな問題。
手術を受けた場合は?死亡した場合は?など条件を変えて4問出ていた。

ただでさえ、こういう問題計算がややこしいのに。

保険証券にこんな一文が

「※TTM(対顧客電信仲値)は、当社が指標する金融機関が工事する換算基準日における値となります。なお、1日のうちにTTMの公示の変更があった場合には、その日の最初の公示値となります。」

「疾病入院給付額 1日に付き116.29米ドル」

はい?(右京さんのように)

これリスクの問題ですよね?

もうね、フリーズしちゃった(笑)。

そして諦めた、よし4問捨てた
全部3にしてやろう。
そして、2問当てる強運ぶり(笑)。
運も実力のうちさ!

 

リスク:保険金受取人に「法定相続人」

生命保険を活用した相続対策の問題。
本人、妻、長女、長男。
(聡さん、純子さん、香織さん、竜也さん。)
本人がなくなった場合に支払われる死亡保険金のうち、純子さんの相続税の課税対象額(非課税控除後の金額)はいくらか

これもよくある問題。

相続税の非課税枠を相続人で按分する問題。

今までの問題だと「死亡保険金受取人」には

保険① 純子さん
保険② 竜也さん
保険③ 香織さん

って、受け取る本人の名前が書いてあったんだけど。

今回の問題では
保険① 法定相続人
保険② 竜也さん
保険③ 香織さん

え??「法定相続人」ってなに??
いや、言ってることは分かるんだけど。

TTMのダメージから回復していない中でのこの問題。
初見は飛ばしちゃったね。

見直しで、「あ、妻だから2分の1でいいのか」って理解できた(笑)。
見慣れないと時間がかかる。
そして、精神的なダメージが大きい。

やめてくれ、ほんと。

 

リスク:生命保険料控除証明書からの控除額計算

生命保険料控除額を求める計算問題。
これも定番の問題。

今までは「一般・年金・介護」のどれかを見極め、「新・旧」の区分で計算し合計の生命保険料控除を求める問題であった。

重要なのは「一般・年金・介護」のどれに当たるかの見極め。
・変額個人年金保険は一般
・傷害特約は介護には含めず一般へ
などの例外を覚えておけば良かった。

今回は、「生命保険料控除証明書」そのものが提示された。
区分も「一般」って分かっている。

では、何が難しいかって?
金額がいっぱい書いてあって、どの金額を使えばいいか分からないんだよー(泣)。

①保険料 74,160円
②証明額 72,900円
③配当金 1,260円
④申告額 97,620円

さあ、どれ?
配当金じゃないのは分かる。あとは・・・分からん。

正解は「④申告額 97,620円」だった。

冷静に考えれば分かるんだよ。
そういや年末調整で出すとき見ていたから。
でも冷静さがかけていた
配当金が入るか入らないかに固執して(汗)。

保険会社で働いている方は瞬殺だったかもな。

 

 

総じて、より実践的な問題になってきている。
試験では必要なデータは与えられる。
実践ではデータを自ら取りに行き、読み取る力が必要とされる。

机上の問題だけ解ければいいのかい?っていう日本FP協会からのメッセージなんじゃないかな。

 

反省点

さすがにCFPは簡単にはいかないなって。
反省点としては、これをしておけば良かった。

・時間を区切っての過去問
・試験中はこれは確実に合っているって問題にチェックを入れる。
全問見直しはムリ。

「スピード」を意識した方がいい。
本番は緊張と焦りで思っていたよりも時間がかかる。
これからの4科目に活かしていきたい。

そして、

・家で落ち着いて解けばできる問題を落とさない。

これは非常に難しい。
限られた時間の試験では家のようにスムーズには解けない
そして余計に焦る。

これは完璧にこなすのはムリだろう。


りえさんのコメントのように、ミスも見越して仕上げるのがいいね。

8割で仕上げれば、点数では7割くらい。
FP3級では8割の手応えで8割取れたのに。
同じ手応えでも点を取らせてくれないCFP恐るべし!

 

次の目標

今回、リスクとタックスが合格だとして。
残り4科目。

次の試験は11月。ここで「相続」の1科目を受ける。
あと5ヶ月しかないのでムリはしない。
これで2日目の科目を制覇できる。

その後は、
2023年6月で「ライフ」「不動産」。
2023年11月でラスボス「金融」。

っていきたいけれど、どうなるかな。

精選問題集が8月に改定なので、8月に相続の精選問題集を購入しよう。
6,7月は動画で基礎を学ぶ。

CFP取得まではまだまだ道のりは長い。
けれど、一歩目を踏み出した。
諦めなければ叶うはず。

これからも、頑張るのだ!!

CFPを受けたみんな、ほんとお疲れさまでした!

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