投資信託の選び方!アクティブ型の投信は7割強が負けている!インデックス型をおススメする理由。

投資信託の選び方!アクティブ型の投信は7割強が負けている!インデックス型をおススメする理由。
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こんにちは、ファイナンシャルプランナーのゆうです。

「値上がりを狙える投資信託どうですか?」
「10年勝ち続けているこの投資信託どうでしょう。」

銀行員は巧みな言葉でアクティブ投信を推してくる。

ちょっと待って!それはワナだ、気を付けるんだ!!
初心者向けのマネー本では、ほぼ「インデックス型」をおススメしている。
「アクティブ型」を選ばせる銀行員を信じるな!!
日経新聞の記事に、ズバリその理由が書いてあったのでお伝えしたい。

2020年4月26日の日経新聞の記事だ。
「市場に勝つ」はずの投信 7割強が負けるのはなぜ?
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「市場に勝つ」はずの投信とは、アクティブ型のことだ。
アクティブ型は「市場に勝つ」ことを目標としている投資信託なのに、結果として7割強が勝てていないってことだ。つまり、選ぶならインデックス型にしておこうって話だね。

前々から、資産形成には「ドルコスト平均法でインデックス型投資を長期、分散、積立で購入する」が最適解と思っていたが、それが立証された形だ。

日経新聞の記事が面白かったので分かりやすく紹介する。

 

 

インデックス型とアクティブ型を詳しく知りたい方はこちらを先にどうぞ。

投資初心者必見!「インデックス投資」とは何ぞや?サッカーで例えてみる!

 

日本も米国も新興国も7割以上のアクティブ型が平均に負けている

記事上ででてくるハナちゃん(29歳女性、資産形成に興味あり)が金融機関に言われた一言が、ほんと恐ろしい悪魔のささやきなのだ。

ハナ
「投資信託を買いたいんですけどコロナ危機で値下がりが心配。
金融機関で『全体が下がる中でも値上がりを狙える投信がありますよ』って教えてくれました。」

「全体が下がる中でも値上がりを狙える投信」
値上がりを狙える=市場に勝つことを目標としているアクティブ型のことだ。
そもそも投資信託を買いたいと金融機関に相談するところから間違っている(笑)。
金融機関にとって、投資の相談はカモネギだ。
自分の資産が狙われていると考えるべきだ。

全てのアクティブ型を否定するわけではない。その中でもいくつかは実際に値上がりしているものもあるだろう。
だが、7割が負けているなかで、残りの3割を選ぶ能力が自分にあるのかって話だ。
私にはそんな能力はない。だから大人しくインデックス型を買っている。

コロナショックのように、全体の株価が下がればインデックス型も当然下がる。
インデックス型は市場の平均を狙っているからだ。平均が下がれば、そりゃ下がるよ。
大事なのは、下がった状態でもバイ&ホールドを続けていくこと
下がった状態ってことは、ドルコスト平均法では安い単価でたくさん買えることとなる。
今は地道にコツコツ買っていけば、株価が上がった時に恩恵を受けることができる。
今の株価が低いからといって、アクティブ型を勧める銀行員には気を付けよう
銀行員も商売だからね。自分が儲かるように顧客を誘導するからね。

 

前半10年勝った投信が、次の10年も勝つとは限らない

アクティブ型を勧められたハナちゃん。
「アクティブ型は分厚いコストが毎年重なる結果、基準価格は長期になるほど平均に負けやすいんだ」と諭されると、

ハナ「でも金融機関で見た投信はけっこう長い間勝ってました。」

そりゃあ、金融機関も買って欲しいから、いいデータを見せるでしょうよ。
10年勝っていたからといって、次の10年も勝ち続けるとは限らない。」のだ。
これを証明するグラフがまたおもしろい。

横軸に前半10年の年率、縦軸に後半10年の年率でグラフにしているのだ。
模式図はこんな感じね。

前半10年で好成績なら右へ→、後半10年で好成績なら上へ↑。
実際は、上のように真ん中周辺に分布している。
過去に好成績だった投信が将来も好成績とは限らないってことだね。

仮に、前半10年に好成績だった投信が、次の10年も好成績であれば、右肩上がりの線を中心に分布するはずなんだよ。こんな感じ。

でも実際にはこんなグラフにはなっていない。
つまり、過去の成績はこれからの成績と関係ないってことだね。

過去の成績を見せて勧誘する銀行員には気を付けよう。

ここでハナちゃんの一言。

確かに昔すてきだった男性が、見る影もなくなっていたことが・・・。

 

あるある(笑)。
たった数年でそこまで落ちるのかとびっくりしたことあったなあ。
いや、逆に自分がそう思われているかもしれない・・・気を付けよう(笑)。

実際はインデックス型よりアクティブ型が売れている

モーニングスターの集計ではETFを除いたインデックス型の残高の比率は昨年末で17%
(中略)高齢層を中心に日本の投資家の多数派はアクティブ型なんだ。

まじかあ。日本の投資家の多数派はアクティブ型。
勧められるがままに買ってしまった結果だろうか。
もうインデックス投資が一般的と思っていたんだけど、実際は違うんだなあ。
「高齢層を中心に」ってとこが引っかかるね。
資産を持っている高齢者がカモにされているってことなんじゃないかな。これは。
「市場に負けない投資信託にしましょう。」
「長期で好成績のアクティブ型もあります」
など、誘惑の言葉ならいくらでも浮かぶな。

何度も言うがアクティブ型を否定するわけではない。
ちゃんと調べて納得してこれなら上がるとサテライト部分で買うならいい。
しかし、コア部分はやはりインデックス投資にすることは譲れないなあ。

 

 

初めて聞いた「なんちゃって型」!?

どうやらアクティブ型の中でも、ベンチマークの値動きに近づけるように時価総額の大きな会社をあえて組み入れている「なんちゃって型」ってのがあるらしい(笑)。

運用担当者は成績が極端に悪いと担当を外される。
これを避けようと日本株ならトヨタ自動車、NTYドコモなどの時価総額の大きな会社を中心に組み入れることで、成績の比較対象(TOPIX)に値動きを近づけようとする行為もよくみられる。(中略)結果的に運用成績は平均と類似し、高いコストの分だけ平均に負けやすい。

どっちつかずで、軸がブレブレやな。なんだその投信は。
アクティブ型でいくなら、独自の選び方を突き抜かんかい!!って言いたくなるな。
守りを強化した結果平均にも負けたらほんと何がしたいの?

 

まとめ

インデックス型が今はスタンダードと思っている。
それが証明された形の記事で嬉しかった。

だが一方で、実際はアクティブ型が売れているなど、まだまだ課題が多いように感じる
日本人のマネーリテラシーを高める必要性を感じる。

おカネのことが知りたくてファイナンシャルプランナーになった。
そして、周りにも知ってもらいたいと思ってブログを更新している。

少しずつでも発信していこう。誰かのためになれたらいいな。

 

 

 

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