「自宅から通える私立大」と「一人暮らしの国立大」。安いのはどっち?シミュレーションしてみた。

「自宅から通える私立大」と「一人暮らしの国立大」。安いのはどっち?シミュレーションしてみた。
Pocket

こんにちは、ファイナンシャルプランナーのゆうです。

今回は「自宅から通える私立大学」と「一人暮らしの国立大学。」
安いのはどっちかシミュレーションしてみました!

子供の教育費。いくら貯めたらいいのか頭を悩ますよね。
12歳の長女の夢は保育士
具体的に決まっているなら、実際いくらかかるか調べてみようかと思い立ったんだ。

ちなみに「自宅から通える国立大」は選択肢にない。
なぜなら、そんな大学はないから(泣)。
ああ、悲しき田舎暮らし(笑)。

結果は「自宅から通える私立大学」が「一人暮らしの国立大学。」より150万円安くなるということが分かった。

自宅から通える国立大がない田舎

私の住んでいる地域は、自宅から通える大学は私立がひとつのみ。
そのため国立大学に行くとなると一人暮らしとなる

ここが都会とは違うところだよね。
都会だと選択肢が多い。自宅から通える大学はいくつもあるだろう。
正直うらやましい。

田舎暮らしの欠点は自宅から通える大学が少ないことだ。
子どもが小さいうちに田舎への移住を考えている方は要注意。

 

保育士志望の長女のシミレーション

まずは大学にかかるお金。学費の比較。
それから一人暮らしにかかる家賃を比較してみた。

 

学費比較

授業料比較

私立大と国立大。
4年間でかかる学費は入学金や初年度納付金など全部コミコミで比較してみたよ。
4年間で、
国立大は2,495,200円。
私立大は4,462,000円。

と言う結果になった。

これは具体的に行ける大学で調べてみたから、そのまんまの金額だよ。
その差は1,966,800円。まぁ約200万円の差ってところだね。
ああ、車買えそう(笑)。

結構大きい金額だよね。

まあ、でもこの額は想定内。
私立大の授業料が高いのは分かっていたことだから。
この結果は当たり前。

感じるのは学費が高くなってきているなって言うこと。
自分が大学に入った1997年とは全然違う。

 

比較してみよう。

  2022年 1997年 倍率ドン
私立大 ¥1,016,00 ¥757,158 1.3倍
国立大 ¥535,800 ¥469,200 1.1倍

出典:私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果について 文部科学省

うわあ。私立大は1.3倍か。
75万円が100万超え。インパクトでかい。
国立大でも1.1倍。

給料はそんなに増えていないのにね。
調べてみたら1997年と比べて2020年の賃金は0.97倍。(内閣府 国民所得より。)
いやいや、増えてないどころか減っているし。

賃金は増えず、授業料は高くなり。
当時と比べて消費税も高くなっているし、物の値段も上がっている。
どうしたもんかなこれは。これはまた別の問題だね。

 

住居費の比較

一人暮らしの国立大の場合は家賃が発生する。
大学近辺の1人暮らしをアパートの相場を調べてみた。

九州の田舎だったので60,000円あればそこそこのアパートに住めそうな感じ。
都会の一人暮らしとかならありえない金額だろうけどね。
敷金礼金もコミコミで4年間分の経費を出してみると、ちょうど300万円になったよ。

それでも一人暮らしってお金かかるなあ。

 

結局安いのは通える私立大

一人暮らしをするとなると家賃以外にもお金がかかる。
家財一式と引越代を計50万円としよう。
他にも交通費や帰省代も新たに発生してくるだろうが、無視する。

そして計算した結果。
「自宅から通える私立大学」が「一人暮らしの国立大」より安くなったのだ。

 

国立大だと授業料と住居費で約600万円。
私立大で約459万円。
国立大が約150万円高い計算になるね。

すごい金額が動くんだなあ。
シミュレーションしてみて額の大きさにビビる
実際は教科書代、研修費用、生活費いったいどんだけかかるんだろう。
いやー、稲川淳二より怖いですね、恐ろしいですね(笑)。

 

 

さらに安くするには

ここからは子どもに頑張ってもらいたい。
授業料は子どもの頑張りで全額免除・半額免除することができる
家賃は努力しても下がらないからね、たぶん(笑)。

ぜひとも成績上位を目指して欲しいところ。

 

 

教育費はつづくよどこまでも

さて長女の場合はシミュレーションはこれで終わりだ。
実は・・・と言うほどのことではないが、下にまだ二人いる。

ここでちょっと私のライフプラン表を見てもらいたい。

2028年から2039年の怒涛の教育費地獄が待っているーー!!!

2031年。長女が大学4年の時、長男が大学1年生だよ。
いやー!こわいよこわいよ、いくらかかるの?もうめっちゃ怖いんだけどー(善逸の声で)。

さらに数年おいて3人目が大学になる。。生きてるかな、私。

ちなみに下2人はまだ何になりたいか決まっていない。
あ、3人目はプリキュアって言ってたわ(笑)。

 

最後に

今回教育費を出したことで「具体的にいくらかかるのか」というところまで落とし込めた。
計算してみてよかった。
今の貯蓄額で何とかなる額ではあるが、これが× 3になると途端にきつくなる(笑)。

1人目と3人目で差をつけたらかわいそうだしね。
家庭内教育格差はつけられない。

 

ちなみに自分が大学に行った時は奨学金・授業料免除・寮生活のトリプルコンボでかなり安く行けた。実際仕送りもらったのは4年間で100,000円だけだった。
詳しくはこちらから
貧乏がなんだ!自分で断ち切れ!仕送りなしで進学した話。奨学金・授業料免除・寮生活のトリプルコンボだドン!

小さいときにはまだ教育費ってぼやっとしてたけど。
ちょっとずつ大きくなって進路が定まってくると、具体的に考えてみることができるね。

幸いまだ時間がある。しかも、私、FPだった(笑)。
どうにかしてみせようじゃないか。

攻めと守りとどちらも大事だな。
支出削減に加えて収入アップも狙いたい。

ではでは、今回はここまで。
見てくれてありがとう!

この記事を読んだ人は以下の記事も読んでいます

Pocket

わが家の資産形成、投資カテゴリの最新記事