【2018.夏】ファイナンシャルプランナーに無料家計相談をしてみた 2(障害のリスク)

【2018.夏】ファイナンシャルプランナーに無料家計相談をしてみた 2(障害のリスク)
Pocket

こんにちは、ファイナンシャルプランナーを目指しているゆうです。
 
ファイナンシャルプランナーの無料相談の2回目が終わった。初回ほどの感動や感激はなかったが、考えさせられる相談となった。ちなみに初回はこちらから「【2018.夏】ファイナンシャルプランナーに無料家計相談をしてみた 1(我が家の弱点)」。
 
初回では我が家に足りない保険のことについて指摘してくれた。それは障害だ。
我が家では「病気やケガになった時の医療保険」、「亡くなった場合の死亡保険」の2つしか検討していなかった。その間の「障害を負ったときの保険」はまったく検討していなかったのだ。
 


「医療→障害→死亡」という流れにおいて、医療、死亡には公的制度がある程度充実している。だから我が家では医療保険、死亡保険は不要と判断し解約してきた。詳しくはこちらから「医療保険や死亡保険は必要か?私が解約した理由。」。
 
障害は自分でも備えた方がいいかもと考えるようになった。理由は、公的制度が手薄だからだ。
 

障害者になったら

普段は障害について考えることはない。身近に障害者でもいないと本腰あげて調べようって気にならない。
 
例えば、自分が病気や事故で車椅子になったときのことを考えてみよう。
まず自宅や車の改装が必要だよね。トイレやお風呂はもちろんのこと。玄関や車までの動線も考えないといけない。キッチンだって、高さの調整が必要だろう。
 
洗濯する時は、寝る時はどうするって考えればキリがないくらいやることがある。
運転免許も障害者用に切り替えないといけない。そう、生活するだけで多大な費用がかかることは想像できる。つまり支出は増えるよね。
 
対して、収入はどうだろうか。今の職場で車椅子の自分をそのまま受け入れてくれるのか。デスクワークや在宅でできる仕事なら継続できるかもしれないが、収入減は避けられない。
そうなったときのために、介護保険と障害年金を知っておこう。
 

あてにできない介護保険

介護保険は、老化や老化を原因とする病気などによって介護が必要となった者などに支援や給付を行うものである。自己負担は介護サービス料金の1割負担で済むのだ。
 
介護保険料を払うのは何歳からか知っているだろうか。答えは40歳である。40歳になれば、給料天引きで引かれるようになる。地味に痛いよね(笑)。
 
では、介護保険を使うことができるのは何歳からか知っているだろうか?これも同じく40歳なのだ。40歳に達してなければ使うことはできない。つまり全額自己負担だ。
要介護認定を受けて、自宅に手すりを付けたとしよう。介護保険では工事費用20万円を上限に改修費が支給される。介護保険の対象でなければ、全額自己負担になるのだ。
 
また、65歳以上であれば、原因は問わず要介護、要支援状態のものは支援対象となる。裏を返せば、40歳〜64歳までは制限があるということだ。一例を挙げれば、原因が事故であれば支給対象とならない。
そうなのだ。介護保険は年齢や原因で対象から外れることがあるのだ。
誰でも等しく使える制度ではないのだ。
 

年金の種類

年金は大きく3種類ある。年金という言葉の意味合いは「毎年継続して給付されるお金」だ。
いわゆる「年金」と聞いて思い浮かぶのは、「高齢になってから毎月もらえるもの」という認識ではないだろうか。
これは老齢年金と言う。年金の3種類のうちの1つだ。あとの2つは知っているだろうか。
答えは「遺族年金」と「障害年金」だ。
 
遺族年金は前回も触れている。こちらを参照「医療保険や死亡保険は必要か?私が解約した理由。」。
簡単に言うと、亡くなった時に家族に給付される年金だ。今回は、もう一つの「障害年金」については考えてみたい。
 

障害年金を知ろう。

障害年金は一定の障害状態になったときに支給される。障害年金には「障害基礎年金」と「障害厚生年金」の2種類ある。それぞれ支給要件や給付額は違う。
 
・障害基礎年金
対象者 :20歳以上で障害等級1級か2級
年額: 障害等級2級  77万9300円+子の加算分。
障害等級1級  77万9300円×1.25+子の加算。
加算分は1人目、2人目は22万4300円、3人目から7万4800円
 
・障害厚生年金
対象者 :厚生年金加入の障害等級1~3級
年額 :
3級 報酬比例部分のみ(最低58万4300円)
2級 報酬比例部分+配偶者の加給年金(22万4300円)
1級 報酬比例部分×1.25+配偶者の加給年金(22万4300円)
 
・注意点
「障害厚生年金」に子の加算はない。
 
見ての通り、障害が重いと給付も手厚くなる。
 

遺族年金と障害年金の違い

 
「障害年金」は全体的に「遺族年金」より手厚くなっている。
 
しかし大きな違いは障害年金の場合、対象者が生きているということだ。それだけ生活費がかかるのだ。
 
我が家は、夫・妻・子3人の5人家族である。
夫が亡くなった場合、妻が遺族年金をもらい妻・子3人の4人暮らしとなる。
夫が障害者になった場合、夫が障害年金をもらい、夫・妻・子3人の5人暮らしのままだ。
遺族年金は家族4人で、障害年金は家族5人だ。当たり前だが1人多いよね(笑)。
障害年金の方が遺族年金より手厚いといっても、良くて2割り増しくらいだ。これでは生活はどうなってしまうのだろうか。家族一人当たりに換算すると、障害年金はむしろ少ないくらいだ。
 
もしかして、亡くなるよりも障害を負うリスクの方が大きいのではと考えるようになった。
 

助かった命を喜べない!?

夫が事故にあって病院に運ばれたとしよう。あぁ何とか助かって。神さま、お願いします。
意識が戻った。あぁ良かった。
順調に回復。頑張れ頑張れ。
しかし、片麻痺が残る。それでも生きてて良かった。
 
障害年金はもらえるものの、仕事はできなくなり、収入は減。家の改装は自己負担。介護サービスも全額自己負担。子供たちは今から受験生。
収入は減るのに支出は増える。このままでは子供の将来にまで影響が・・・。
 
ダブルワークするべきか。でも私まで倒れたらどうなるのだろうか。

そんな時に、せっかく助かった命を素直に喜べるだろうか。
そう思ってしまうこと自体が嫌だよね。
逆に、自分が障害を負ってしまって、家族にそう思われてしまうのも嫌だ。
 

足長おじさんを作れ。

「それはお困りのようだね。では毎月40万円支給してあげよう!」
なんて神のようなことを言ってくれる人は、私の周りにはいない(笑)。
 
いなければ作ればいい。
 
裕福なパパさんやマダムに気に入られろ、と言っているわけではない(笑)。
自分が働かなくても収入があればいいのだ。1番の自己防衛だ。
そうだ。不労所得を得よう。
不労所得はこちらでも触れている。「70歳からのハローワーク 1「好きを仕事に。」」
 
足長おじさんを自分で作ってしまえばいいのだ。本を出すとか、ブログを書くとか。このブログを私の足長おじさんにしたいと思っている。今はまだ、短足すぎるが(笑)。
 
お金は万能ではないけれど、大概有能。カズレーザー曰く。
 
ある程度の不労所得が得られるまでは障害に対する保険「就労不能保険」もありだと思う。あくまでも、短期間の腰掛けとしての保険だ。
 
攻撃は最大の防御。財力があればそもそも何の保険もいらないのだ。ないから必要になり、さらにお金が減るという悪循環。どうにかして断ち切りたい。
 
 

我が家ではどうするか。

 
我が家では医療保険の解約を進め、残ってるのは夫の医療保険と、妻の死亡保険のみ。
変えるなら、夫の医療保険→就業不能保険がいいだろな。夫ともじっくり話して検討してみよう。
 

まとめ

保険はもしもの時のためのものだ。
その支払いが高額になってしまっては本末転倒である。
攻守のバランスが大事だ。
今はこれが最適だと思っていても、将来的には分からない。ライフスタイルに合わせて、時おり見直しする方がいい。
 
今回、ファイナンシャルプランナーの無料相談で、いろいろと提案された。
知っているからこそ、提案されても必要ではないと切り捨てことができる。
だてにファイナンシャルプランニング技能士を目指してるわけではない(笑)。
 
さぞかし相手はやりにくいだろう。
ファイナンシャルプランナーの無料相談の目的は保険の契約である。
悪いことばかりではない。そんなものもあるのかと勉強にもなる。さまざまな選択肢を提示してくれることは大きなメリットだ。
 
そこから最適なものを選べる力を持っておきたい。
どのくらいのリスクなら許容できるのか。何が足りてないのか。
そして、自分の足長おじさんを早く手に入れたい。
無料相談はまだまだ続く。次はどんな提案があるのか楽しみだ。

 

次のページ:しばしお待ちを。

前のページ: 【2018.夏】ファイナンシャルプランナーに無料家計相談をしてみた 1(我が家の弱点)

サイトマップはこちら。

 

 

この記事を読んだ人は以下の記事も読んでいます

Pocket

わが家の資産形成、投資カテゴリの最新記事