こんにちは、ファイナンシャルプランナーのゆうです。
「DCプランナーってどういう資格?」
「どうやって勉強したらいいの?」
「どんな試験なの?」
お悩みの方必見。2週間の勉強で受かった方法を紹介!
私は現在、病院勤務で3児の母である。
資産形成の大事さに気づき、ファイナンシャルプランナーになりたいと思った。
そして、育休中にFP技能士2級、AFPまで取得した。
その後も、iDeCoやつみたてNISAの本を読み漁っていた。
そして思ったのだ。
年金に強い方が絶対にいい!役に立つし!
と、思い立って「DCプランナー」を目指すことにした。
DCプランナーとは
DCは確定拠出年金のことだが、DCプランナーはもっと深くて広い知識を必要とする。
幅広く年金制度全般に渡る知識、更に投資やライフプランに関する知識まで合わせもつのだ。
FP技能士の試験にも年金関係は出題されるので、うすーくは知っている。
これに厚みをもたせたいと思ったのだ。
独学で年金を学べばそれでいいって思うじゃん。
しかし、なんせ3人子持ちで時短とはいえ正職勤務。
強制的に「試験を受ける」って機会を作らないと、本腰入れて勉強しないでしょう(笑)。
楽な方には流れやすいけど、キツイ方には何かしらきっかけを作らないとね。
そんなこんなで、申し込むことにしたのだ。
受験勉強は余裕を持て!
参考書は買ってたけれど、しばらく放置(笑)。
受験票が届いて、「あ、ヤバイ!」と真面目に勉強することに。
この時、試験まであと2週間。
完全に余裕ぶっこいてたよね(笑)。
ファイナンシャルプランナーの知識があるから、どうにかなるっしょって思っていた。
しかし。甘かったねー。
とりあえず過去問解いてみる。
あー、これ知らんなあ。あーこれも分からんなあ。え、これも知らん。あ、ここも!?
やればやるほど、知らないことが出てくるのよ。
この辺りで本気で焦り、休みを1日図書館で過ごした(笑)。
夏休み最終日の学生の如し。
でも一通り解いてみたことで、目途がついた。
そう、難しいのは特定の分野だと気付いたからだ。
A分野は捨てよ
DCプランナー2級の出題分野は以下の通りだ。
A分野:わが国の年金制度・退職給付制度
B分野:確定拠出年金制度
C分野:投資に関する知識
D分野:ライフプランニングとリタイアメントプランニング
この中で範囲が広いクセに細かいことを聞いてくるのは、ずばり「A分野:わが国の年金制度・退職給付制度」だ。
ここを徹底してやろうと思えば、相応の時間が必要となる。
しかし私には時間がなかった。
よし、ここは捨てよう(笑)。
この分野は難しい。ちゃんと筋道立てて論理的に理解しないと今後も役に立たないだろう。
付け焼き刃のような知識では歯が立たない。
その代わり、比較的点数の取りやすいB,C,D分野は完璧にしよう。
3年分の過去問をひたすら繰り返す。
図書館に行ったおかげで希望が見えてきた。
使った問題集はこの2冊。
問題集について詳しく書いてます。
DCプランナー2級試験の感想
試験は金融財政事業研究会(金財)のいろんな試験が一か所でまとめて行われる。
私の受けた地方では、FP技能検定の受験者が多かった。
DCプランナー2級は私だけ(笑)。
ファイナンシャルプランナーに比べると、DCプランナーは年金に限定しているしね。
試験時間は2時間半。
むちゃ長い。
計算問題も多いが、電卓持ち込み可なのでそこまで大変ではない。
マークシートで4者択一。7割取れれば合格。
2時間弱で途中退席しました。
それでも2回見直ししたし、これ以上は時間がもったいない(笑)。
手ごたえとして8割はいったなって実感あったしね。
過去問を徹底してやれば合格点に達するでしょう。
ちなみに、途中退席したと夫に伝えたら、
「ああ、分からずに早々に退席したんだ。」と哀れんでいた(笑)。
いや、違うし!
試験前に「もっと勉強しときたかった」って愚痴ったからやね。
自己採点と終わった感想
試験日の夕方には解答がネットにアップされる。
親切でありがたいです。
配点は、
・基礎編30問 60点(1問2点)
・応用編15問 40点(1問2-3点) 合計100点
となっている。
さてさて、自己採点の結果は・・・
自己採点
・基礎編 27問正解/30問 54点
・応用編 15問正解/15問 40点 合計94点
おおー、むっちゃ良くない??
やった、これは大丈夫だろう。
応用編が満点って!!
あとは結果発表を待つのみだな。
ただ思うのは、「年金のことは本当に分かっているのか」と聞かれれば、答えはNOだ。
勉強したことで分かったのは「自分が無知であること」だ。
無知の知だね。ソクラテスだっけ?アリストテレス?
試験に受かったからといって、分かっていると思うのは傲慢だ。
勉強したことで、自分がいかに知らないかということを突き付けられたんだ。
そして、
ああもっと知りたい。もっと学びたい。
って強く思うようになった。
今回の学んだこの4分野を考察してみよう。
A分野:わが国の年金制度・退職給付制度
B分野:確定拠出年金制度
C分野:投資に関する知識
D分野:ライフプランニングとリタイアメントプランニング
B,C,D分野の確定拠出年金、投資、ライフプランニングは元々得意な分野だ。
なので、過去問も初めから理解して解くことができたのだ。
こういう聞かれ方するんだー。
こんなとこも出るんだーっていう、私の中では常識となりつつある分野。
だから、ここは元々強い。
人に説明できるくらい理解しているし、自分でも自信がある。
対してA分野:年金制度・退職給付制度はほんと分かっていない。
試験ではA分野が29点分だ。
ここが例え0点でもB,C,D分野が満点なら受かるのだ。
過去問からパターン化して解答を導ける問題もある。
裏を返せば、そのパターンでなければ正解できない。
これでは、真に理解しているとは言えない。
だから自分の弱点が分かったのだ。
私はA分野:年金制度、退職給付制度が弱い。
人に説明できて、ようやく理解したと言えるだろう。
iDeCoやつみたてNISAは何も資料がなくても説明ができる。
加給年金とは?中高齢寡婦加算とは?特退共とは?って問われても、今の私では説明できないのだ。
年金制度ができてきた経緯、実際にどのくらいもらえるかを年金定期便で計算してみる等、まだまだ私は知らないことが多い。
おわりに
ファイナンシャルプランナーになりたくて、年金に強くなりたくてDCプランナー2級を受けた。
ちゃんと理解していれば別に資格を取ることにはこだわりはない。
ただ先述したように、何もしなければ本腰入れて勉強することもない。
学ぶことには限界がない。
ここまで知っておけば大丈夫っていうラインはない。
時代は変わるし制度も変わる。
新しいことを知れば、また別の知らないことが出てくる。
知りたい欲は満足することはないのだろう。
いろいろな書籍を読んでいくと、以前もやもやしていた部分の霧が急にパッと晴れることがある。
「繋がった」瞬間だ。
それがすごく快感。
年金の例で言えば、そもそもなぜ「加給年金・振替加算」という制度があるのか。
年金制度が始まった当初は、加入が任意であった。
だからその時に入ってなかった人が不利益にならないようにできたのだ。
昔は女性が年金をもらえることが想定されていなかったからだ。
いろんな制度が年金にもあるけど、
「そもそもなぜその制度があるのか?」が分かると、理解が早い。
資格を取って、知識を得て、あとはどのようにマネタイズするかだな。
web上でも誰か利用してくれるだろうか。
考えよう。そして前に進もう。
いつか、このサイトでも相談者募集するかも。
よし、頑張るぞ。
【2020年5月追記】
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【DCプランナー2級】これで受かった!おススメの問題集と活用方法